兵庫県姫路市の手柄山に、今では数少なくなった回転展望台があるということで訪れてみることにしました。
「姫路大博覧会」開催当時の手柄山の模型(手柄山交流ステーションに設置)
実はこの回転展望台、1966年に開催された「姫路大博覧会」の開催にあたって建設されたものなのです。博覧会の様子を再現した模型にも展望台が今と同じ形でありますね。
アーチが2本交差したユニークな外観は、ロサンゼルス国際空港のテーマビルをモデルにしているそうです。愛知県にあるツインアーチ138にもちょっと似ていますね。
さて、さっそく展望台に上ってみましょう!エントランス部はなかなかレトロな感じです。
回転展望台は「手柄ポート」という名前の喫茶店になっており、喫茶・お食事とともに眺めを楽しめるようです。ちなみに営業時間は10:00~18:00(ラストオーダー17:30)、火曜日定休との案内が出ていました。
古いエレベーターであるせいか、ボタン操作が独特でした。
エレベーターはとてものんびりした速さで昇っていきます。
そしてついに回転展望台に到着!開放感がある眺めです!
ほっこりさせられるカラーリングの店内。
喫茶店のドリンクメニューはこのようになっています。
デザートや軽食、アルコールも楽しめます。
メニューサンプルもあります。
今回はオレンジスカッシュとミルクセーキをいただきました。
店内の様子はこんな感じです。1周14分でゆっくり回転します。
回転展望台から見た手柄山遊園。観覧車・ジェットコースターなどの大型遊具は2016年1月に営業を終了しています。
手柄山一帯は姫路市によって再整備が計画されており、一時は回転展望台も解体される予定でしたが、市民からの要望を受け、現在は回転展望台を存続させる方針のようです。
今ではレトロな雰囲気な手柄山の回転展望台ですが、半世紀前の博覧会当時はさぞかし未来的な建物だったことと思います。華々しい過去を知ると、今後も残っていって欲しいと思いました。
というわけで、手柄山の回転展望台は半世紀前の博覧会を想像するのもよし、現代の姫路の街並みを眺めるもよし、なオススメスポットでした!