ニュージーランド旅行記(その9) クライストチャーチでトラムに乗車&震災博物館クエイク・シティ見学

ニュージーランド滞在8日目となる3月23日は、午前中にクライストチャーチ市街を巡り、午後からは首都のウェリントンへ移動してウェリントン市街を散策しました。

まずは、クライストチャーチの中心街を走るトラム(路面電車)に乗ります!

クライストチャーチトラムの路線図(トラムのパンフレットより)

クライストチャーチトラムの路線図(トラムのパンフレットより)

トラムは17の停留所がある1周4kmの環状のルートを50分ほどで走ります。

クライストチャーチのトラムの歴史は1882年に蒸気機関や馬車で走るトラムが走り始めたことから始まります。その後路線を郊外へ伸ばし、1914年には総延長が86kmになるまで拡大しましたが、バスに置き換えられるなどして1954年に最後の路線が営業を終えました。

その後1995年に2.5kmの路線が作られ、観光用として親しまれましたが、2011年の地震で大きな被害を受け再び運休となりました。
2014年に震災前のルートが復活し、2017年には震災前から計画されていた延伸も実現し、現在の路線に至っています。

それでは、「ヴィクトリア・スクエア」停から出発進行!
乗車券は運転手から購入でき、料金は1日乗り放題で大人一人25NZD(約2000円)。市民の足というよりは、観光客向けの乗り物ですね。

こちらはカラフルな建物が並び、多くの人でにぎわう「ニューリージェント・ストリート」を走っている様子です。
こんな街中をトラムで走るなんてワクワクします!

こちらは「マンチェスター・ストリート」停で停車している様子。ここで電車が折り返しとなるため、運転手が反対側に移動します。
乗車中は運転手さんが気さくな調子で観光案内をしてくれ、ある方はお客さんが乗ってくるたび「どこから来たの?」と尋ねていました。答えを聞いているとイギリスやドイツ、ブラジルなど、世界中からお客さんがやってきていました。

こちらは「ウースター・ブルバード」停付近の様子。左側にはアーツセンターが、進行方向奥にはカンタベリー博物館が見えています。
ブルバード(Boulevard)は「街路樹などを備えた大通り」の意味で、クライストチャーチの中でも特におしゃれな雰囲気がする通りです。

そしてこちらが「カセドラル・ジャンクション」停です。セドラル・ジャンクションというモールの中に停留所があり、トラムのチケットショップもここにあります。

トラムはここで下車し、街中を散策することにしました。

カセドラル・ジャンクションから少し歩くと、カセドラル・スクエアに着きました。
写真右側にある大きなオブジェは聖杯をイメージしたもので、2001年にミレニアムを祝うため作られました。
その奥に見えているのが…

クライストチャーチ大聖堂です。1904年に完成したこの大聖堂はクライストチャーチのシンボルとして親しまれてきましたが、2011年の地震で尖塔や正面のステンドグラスが倒壊するなど大きな被害を受けました。

この大聖堂は建て直される予定ですが、解体は進んでおらず、地震から7年近くたった今でも痛々しい姿を残しています。

こちらも広場に面した一見きれいな建物ですが、中に立ち入ることができなくなっています。

中心市街地には更地が多くあり、駐車場などに利用されていました。

舗装工事が行われている道。建物の壁に復興の願いをこめたアートが描かれていることも多くありました。

立派な建物に見えても、近づいてみると入ることができなかったりと、地震の影響はまだ色濃く残っていました。

しかし一方で、再建が着実に進むエリアもありました。
ハイ・ストリートには右手に見える「ANZセンター」をはじめ、ガラス張りの真新しい建物が並んでいます。

こちらのH&Mや、

ファッションショップなどが入る複合施設「The Crossing」は2017年にオープンしたばかり。

ショップやオフィスなどが入る「BNZセンター」もにぎわっていました。

これらが並ぶキャシェル・ストリートはトラムの路線が新設されたこともあり、最も力強い雰囲気を感じたエリアでした。

こちらの青いトラムは1934年に製造されオーストラリアのシドニーで走っていたもので、2017年の12月にクライストチャーチにやってきたばかりなのだそうです。

カラフルで可愛らしい羊のオブジェもありました。

そして、2011年の地震についての展示施設「クエイクシティ」も訪れました。

ここでは地震発生時の様子や被害に関する展示のほか、今後の復興計画などについてまとめられています。

地震で倒壊したクライストチャーチ大聖堂の尖塔の先端部分の実物が。

こちらは大聖堂の正面の壁にあったステンドグラス「ローズ・ウィンドウ」の破片。

ブレスト サクラメント大聖堂の鐘も展示されていました。

レゴブロックを使って、自分の考える未来のクライストチャーチを自由に表現できるコーナーもありました。

今回クライストチャーチを訪れるまでは、2011年の地震が中心市街地のビルをほとんど解体しなければならないほどの被害だったことを知らなかったので、中心市街地にもかからわず未だに多くの更地が残っていることに衝撃を受けました。

しかし、地震後に建て直されたであろうモダンなビルがあちこちにありましたし、多くの人でにぎわうお店やレストランもたくさんありました。クライストチャーチは「ニュージーランドで最も新しい街」として、今後も発展していくと確信しています。

さて、クライストチャーチにはまだまだ行きたかった場所(ゴンドラやフェリーミード歴史公園など…)もあったのですが、残念ながら次の街に移動しなければなりません…。
市街地から路線バスで30分ほどかけてクライストチャーチ空港にやってきました。

建物は真新しく、とてもきれいです!

広いフードコートやお土産屋さんもありました。

今回は空港内のバーガーキングで昼食をいただくことに。

日本では見かけない「ラップ」を注文してみました。ソースがいくつか選べたので、語感が面白かった「ペリペリソース」を選んでみたのですが、唐辛子のソースらしく結構辛かったです…。

ソフトドリンクはドリンクバー形式で飲み放題になっていました。

実はニュージーランドに来てから、「L&P」というジュースがあちこちで売られていて気になっていたのですが、その「L&P」がドリンクバーにありました!(右から4番目のもの)

飲んでみると、レモンの中にどこかコーラのような、ドクターペッパーのような風味のする炭酸飲料でした。L&Pは「Lemon & Paeroa」の略で、ニュージーランドのPaeroaという町で最初に作られたジュースなんだそうです。

このL&Pは国民的に人気のジュースらしく、あちこちのスーパーや飲食店などで扱っていました。

また「LIFT」というジュース(ドリンクバーの写真で右から2番目のもの)も日本で見かけなかったので飲んでみましたが、こちらはL&Pよりレモンの風味が強く、純粋なレモンスカッシュといった感じでした。

さて、次はニュージーランド第2の都市にして首都であるウェリントンへ向かいます!

首都なんてどうせ行政機能中心のお堅い街だろう…という予想に反して、ウェリントン空港で出迎えてくれたものとは!?

ニュージーランド旅行記(その10) 大鷲が出迎える街・ウェリントン市街散策に続きます!

クライストチャーチ

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