第1回(アトラクション編)ではスペースワールドにあるライド系アトラクションを紹介しましたが、今回はスペースワールドにある「スペースドーム」という施設や、シアター系アトラクション、そして宇宙博物館や月の石の展示施設についてご紹介します。
スペースワールドの世界観がぎゅっと詰まった「スペースドーム」
まずご紹介するのが「スペースドーム」という施設です。
一見普通のドーム型の建物なのですが、中に入ってみてびっくり!スペースワールドの世界観がぎゅっと詰め込まれた空間になっていたのです。
こちらがスペースドームの内部です!とってもワクワクする雰囲気!
ここは「『コスモピア』という宇宙ステーション」であるというテーマになっていて、ここからツアーに出発し、アトラクションを体験するという設定になっています。
本当に宇宙船にいるみたいです!
ドームの中央にそびえるこの物体はマザーコンピューターで、宇宙ツアーを管理しているコンピューター、という設定なんだそうです。
スペースドームは3階建てになっていて、2階がアトラクションの入り口になっています。
それではアトラクションへ乗るため、出発ロビーに向かいます!
こちらが出発ロビー。ここから「ブラックホール スクランブル」「ミッション トゥ マーズ」という2つのアトラクションに乗ることができます。
暗闇を疾走するコースター「ブラックホール スクランブル」
個人的に「最もスペースワールドらしい」アトラクションだと思うのがこちらの「ブラックホール スクランブル」です。
こちらは光速宇宙艇「ルミノアロー」に乗ってブラックホールへ旅立つ、というテーマの暗闇を走るジェットコースターになっています。
光も音楽も無い中でコースターに乗っていると、宇宙の怖さを体感しているようでした。
コースの途中、光り輝くワープゾーンがきれいだったのが印象的でした。
火星へのミッションを体感できる「ミッション トゥ マーズ」
「ミッション トゥ マーズ」は動くシートに座って映像を体感できるアトラクション。隕石に襲われた火星探査基地を救うという内容になっています。
スペースドームの出発ロビーにはもう一つ、今は使われていないアトラクション入り口があるのですが、これは以前存在した「ルナ エキスプレス」という月世界を探検するアトラクションのもの。
実はスペースドームに入る方法も開園時とは変化しており、現在は徒歩で入館するスタイルになっていますが、もともとは地下にある「スペース ポート」という宇宙空港から「シャトルツアー」というツアーを体験し、その後「コスモピア」に到着する、という流れになっていました。
では使われなくなった「スペース ポート」が今どうなっているのかというと…
氷づけの宇宙空港でスケートを!「フリージング ポート」
なんと冬季限定で「フリージング ポート」というスケート場になっていました!
フリージングポートへ向かう通路には「コスモピア行き」とあります。
そして到着した先にあった看板には「スペースポート」の文字が。かつての名残があります。
こちらのスケート場は「悪役バロンバーロックによって氷漬けにされてしまった宇宙空港」というコンセプトになっています。
コースはこのようになっています。スケートコースにしては形状がいびつなのは、おそらくここに「シャトルツアー」のコースがあったからだと思われます。
スペースワールドの歴史を振り返る「27年間のあゆみ展」
スペースドームの3階では、スペースワールドの開園から閉園までの歴史を振り返る「27年間のあゆみ展」が開催されていました。
開園当時の資料。
1990年から2017年までの年表。
ショーで使っていたアイテム。
スペースドームの模型。
27年間の思い出が詰まった展示でした。
以上がスペースドームの紹介です。スペースワールドの世界観が詰まった素敵な空間でした!
さてここからは、スペースワールドにあるシアター系のアトラクションや展示施設を紹介します!
ギャラクシーシアター
こちらのギャラクシーシアターはスクリーンの大きさが21m×28mと、横幅がビル7階分に相当する超巨大スクリーンで映像を見るシアターです。とにかく大きいスクリーンで、スペースシャトルの打ち上げや宇宙から見た地球などの美しい映像を見ることができました。
コズミックホール 3Dプラネタリウム
コズミックホールは星形の屋根が特徴の建物で、シアターがあるほか、展示会の会場としても利用されています。
訪れた際は「3Dプラネタリウム」というプログラムが上映されていました。
3D映像のプラネタリウムはありそうでなかったコンテンツで、宇宙の構造や宇宙の果てへのツアーを3Dで見ると迫力がありました。
4Dヴィジョン ポップステラ
4Dヴィジョン ポップステラ は映画館の「4DX」のように座席に様々な仕掛けがあるシアターです。訪れた際は動物のリスについてのドキュメンタリー映像が上映されていました。
宇宙博物館
こちらの宇宙博物館は宇宙に関する展示施設になっており、本物のアポロ宇宙船やロケットのエンジンなどが展示されています。
コンパクトながら展示内容は充実しています。
こちらが本物のアポロ宇宙船(帰還カプセル)。
本物の宇宙食もありました。
アストレスタ(月の石の展示)
スペースワールドで見逃せないのが、「月の石」です。なんとスペースワールドには本物の月の石が展示されているのです。
こちらがその月の石。1969年にアポロ12号が採集したもので、176gあります。
月の石は東京の国立科学博物館でも展示されていますが、そちらは直径1,2cm程度のもののようですので、スペースワールドで展示されているもののほうが大分大きいようです。
1970年の大阪万博で展示された際は大人気だったという月の石ですが、スペースワールドの展示室は人気もまばらでした…。
ちなみにこのアストレスタという建物には、もともと「スペースキャンプ」という宇宙飛行士の訓練を体験できる施設がありました。
スペースシャトルの発射から帰還までを体験するミッションなどを、NASAで使われたものと同じ訓練機器を用いて本格的に体験することができました。
訓練は2泊3日などの宿泊型で行われていたのですが、その際に宿泊施設として利用された「スペースロッジ」が今でも宿泊施設として利用できるということだったので、実際にスペースワールドの中に泊まってみました!
第3回(スペースロッジ・レストラン編)はスペースワールドの中の宿泊施設「スペースロッジ」に宿泊した際の様子や、スペースワールドにある様々なレストランについてご紹介します!